ときめきはカーニバル

関西の人たちにゾッコンです

『Vamp Bamboo Burn』のお話

 

 

 

9月18日にVamp Bamboo Burnの東京公演千秋楽を迎えました。まだまだ富山、大阪と続きますし、私も大阪の大千秋楽の観劇に行きますが一区切りとして感想的なものを書き留めておきたいと思います。

 

 

神ちゃんがどうしてこの舞台のメンバーに選ばれたのかはわからないけれど、というかきっとバーターなのだろうけど、蛍太郎という役を精一杯全うしていて、日々成長させていてとてもかっこよかったです。

爽やかだけど少しイタくてウザいというのが蛍太郎のキャラクターですが、プレビュー公演の初日で見たときから存分にそれが出てました。東京公演になって演出もいろんな箇所が変わり、蛍太郎の演出もいろいろ変わってより一層ウザさが増してました。また、演出自体は変わってないけど声色だったりちょっとした動きだったりでまた一層キャラクターが濃くなっていってました。

こういうところを見ると舞台はナマモノだいうことがよく分かるし、舞台自体も神ちゃんも成長してるんだなと感じました。

 

 

ストーリーについては、1,2回目の観劇時ではいくつか理解しきれない部分があったけど、さすがに5回も見ればそれなりに理解できました笑

大きなテーマとしては「愛と憎悪」というような感じでしょうか?ちなみに蛍太郎はかなりコメディー要素の強い役どころで、この重いテーマの中では心の休まりどころです笑

藤志櫻はどうして千年もかぐや姫を愛し探しているのか、かぐや姫も寄生を重ねてまで蛍太郎を殺した藤志櫻を探し続けるのか。いろいろ考えてしまうお話でした。

この中で竹井京次郎/かぐや姫を演じる中村倫也さんがすごかった。東京千秋楽での藤志櫻への憎しみを歌うシーン。歌に思いが乗っかりすぎて泣きそうになりました。また、藤志櫻と京次郎が対峙するシーンではお互いの気迫が凄すぎて、毎回胸が苦しくなりました。

 

 

 

いいものを見たという感覚が占める「Vamp Bamboo Burn」という舞台。この舞台を見れてよかった、この舞台に神ちゃんが立っていて嬉しいです。

富山、大阪とまだ続きますが、怪我人も出ず逮捕者も出ず(座長が言ってました笑)、無事に幕が降ろせるよう祈っています。

 

 

ACTシアターの看板と千秋楽で撒かれたお煎餅の写真。


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